500系 のぞみ・こだま
徐々に東海道からは撤退となる500系W編成<のぞみ>
撮影地:山陽新幹線 岡山〜相生  撮影日:2007.6.10
運転区間 東京〜博多(W編成) 新大阪〜博多(W編成、V編成)
V編成は博多南線(博多〜博多南)にも乗り入れ
最高時速 300km/h
車両編成 500系新幹線16両編成(W編成)
500系新幹線8両編成(V編成)
車両紹介 500系はJR西日本が山陽新幹線内での一層の高速化を目指して
1997年3月に導入した東海道山陽新幹線4代目新幹線車両。
最高時速300km/h運転を行い、新大阪〜博多を2時間17分で結んだ。
最高時速300kn/h運転は2001年まではフランスのTGVと並ぶ
世界最高速度で、表定速度242.5km/hはギネスブックにも掲載された。
2001年よりTGVを始めとするEU高速鉄道は320km/h運転を行っており
世界最速鉄道の座を1964年の開業以来初めて譲ったことになる。

新幹線のトンネル突入時に発生するトンネルドン現象対策のために
開発された鋭いロケット状の先頭車と全体的に丸みを帯びた車体は
世界最速車輌を思わせるのに十分すぎる斬新なインパクトがある。

ただ、15mにも及ぶ先頭車の尖った形状ゆえ、先頭車の定員は
300系と比べて12名減少、また運転席後ろの乗降ドアが省略された。
「300系と同じ定員数を確保するように」とのJR東海の要請もあり、
シートピッチを詰めることによって300系より1名多い1324名を確保したが
それにより車両ごとの座席定員が300系とは異なってしまったため、
ダイヤが乱れた際の柔軟な運用変更に対応できなくなった。
(300系と700系は座席配置が全く同じなので容易に運用変更が可能)

車内は丸みを帯びた断面により窓側席ではかなり圧迫感があり、
加えて先述のようにシートピッチを詰めたため窮屈さが否めない。
また、2003年10月ダイヤ改正時に<のぞみ>に自由席が新設され、
その際1〜3号車が自由席に当てられたが、500系は1号車の乗降扉が
1ヵ所しかないため乗降時間が延び、列車遅延の原因になっている。

現在は東京〜博多で7往復が運用につき、所要時間は最速5時間2分。
2007年7月の新型新幹線N700系登場により徐々に活躍の場を狭め、
現在では東京〜博多で5時間をきる500系運転列車はなくなった。

2009年度末までに東京〜博多直通運転の<のぞみ>は全てN700系に
置き換えとなる予定で、東海道新幹線からの撤退が決まっている。
乗車コメント 制作中


ついに500系も抜かれるような時代がやってきた
撮影地:山陽新幹線 西明石駅  撮影日:2008.12.27
世界最速時速300kmをはじき出したフォルムはさながらロケットのよう…
撮影地:山陽新幹線 岡山〜相生  撮影日:2007.6.10
16連の500系W編成 見納めの時期も近いだろう
撮影地:山陽新幹線 岡山〜相生  撮影日:2008.11.30
0系を追い抜く500系新幹線 世界最速を造りあげた2つの英雄である
撮影地:山陽新幹線 新山口駅  撮影日:2008.11.11
待避する100系<こだま>のわきを颯爽と駆け抜ける500系<のぞみ>
撮影地:山陽新幹線 新下関駅  撮影日:2007.4.3
京都駅に入線する東京行500系<のぞみ>
撮影地:京都駅  撮影日:2006.3.14

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