300系 ひかり・こだま
多客期以外は<のぞみ>運用のなくなった300系
撮影地:山陽新幹線 岡山〜相生  撮影日:2007.6.10
運転区間 東京〜岡山(岡山以西は臨時のみ)
最高時速 270km/h
車両編成 300系新幹線16両編成
車両紹介 300系新幹線はJR東海が開発したJR発足後初の新幹線車両で、
1990年に試作車(のちのJ1編成 現在は廃車)が登場した。
最高時速はそれまでの220km/hを50km/h上回る270km/h。

試作車両の製作にあたっては最高時速270km/hの高速運転を
実現するため、アルミニウム合金を使用するなど軽量化が行われた。
また従来は屋根上に設置していた空調機器を床下に移したため、
100系に比べて車高は40cm低くなっており車体断面も縮小された。

1992年に量産車の登場を経て3月より<のぞみ>での運転を開始。
早朝と深夜の2往復が設定され、東京〜新大阪を2時間30分で結んだ。
JR東海側も「東京〜新大阪2時間半」を最大の売りにしていた。

ただ当時の保守技術では夜間の保線工事後の地盤を固めるために
早朝の数本は減速運転を行わなければならず、苦肉の策として
東京6時始発<のぞみ301号>については全列車停車が前提の
名古屋と京都を通過するダイヤ(通称 名古屋飛ばし)を組むことになった。
この「名古屋飛ばし」ダイヤ体制は地盤を固めつつ保線を行える
機械が開発された1997年のダイヤ改正時まで続くことになった。

1993年に山陽新幹線への直通運転を開始し、1時間に1本体制を確立。
山陽新幹線直通最速列車は東京〜博多を5時間4分で結んだ。
1997年に500系が登場、次いで1999年に700系が登場し、
その後も700系が増備を続けると徐々に<のぞみ>運用からは撤退。
0系や100系で運転されていた<ひかり><こだま>を置き換えた。

2003年10月の品川駅開業による<のぞみ>大増発改正時より、
ほとんどの<のぞみ>は500系と700系で運転されることになり、
300系が定期列車として<のぞみ>運用につくことは稀(まれ)になった。
また、この改正までに300系以前の旧型新幹線(0系および100系)は
東海道新幹線から完全に撤退しており、一層の高速化が図られている。

2007年にはN700系が登場し、2009年度までには全ての<のぞみ>が
新型新幹線N700系に置き換わる予定で、これにより既存の700系が
<ひかり><こだま>に繰り下がり、300系は活躍の場を失いつつある。
なお、初期に製作された古い数編成はすでに廃車、車籍抹消されており
近い将来、東海道新幹線 東京〜新大阪からの引退が決まっている。
乗車コメント 制作中


レールスターと離合する300系<ひかり>東京行
撮影地:山陽新幹線 岡山〜相生  撮影日:2007.6.10

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