223系0番台・2500番台
5両で関西空港へ向かう223系0番台
撮影地:阪和線 鶴ヶ丘駅  撮影日:2006.8.5
運用線区 阪和線、関西空港線、大阪環状線
最高時速 120km/h
車両編成 223系4両編成(2列車併結で最大8両編成)
2008年3月ダイヤ改正以前は5両編成+3両編成
車両紹介 1994年9月の関西空港開港にあわせて登場した関空アクセス列車
<関空快速>に運用する目的で、まず1993年より68両が製造された。
当初の編成は6両編成+2両編成の8両編成で、京橋発着の6両と
JR難波発着の2両を天王寺で分割併合するダイヤが組まれた。

車内は221系に準じた転換式クロスシートが並んでいるが、
空港利用者の大型荷物に配慮して通路を広くとった3列シートとし、
1人がけの席には荷物を固定するワイヤーも設けられていた。
ちなみに製造当初の座席はノルウェーより輸入されたものだった。
現在は座席も国産のもので、ワイヤー設備も撤去されている。

1995年4月には関空直行の高速バスに対向するため、
指定席車を1両連結した関空特快<ウィング>の運転を開始したが、
普通車と同じ設備のため指定席車に誤乗が絶えなかったことや、
指定席利用者が定着しなかったことから、1999年には廃止された。
臨時列車ながら梅田貨物・新大阪経由で姫路まで足をのばす
関空特快<ウェストウィング>が運転されたこともあった。

1999年に編成の組成を6両+2両から5両+3両に組み替え、
このとき先頭車4両が不足したため、2500番台が新造されている。
2500番台は当時、量産が続いていた2000番台1次車の基本構造を
流用して製造されため、0番台とはヘッドライトなどに違いが見られる。
また、京橋・JR難波からの天王寺での分割併合運用を終了し、
和歌山行<紀州路快速>の併結運転を京橋〜日根野で開始した。
<紀州路快速>は和歌山方面から大阪梅田(キタ)へ直通する
初の列車であり、阪和線南部の沿線住民からは好評を博した。

しかし<関空快速>と<紀州路快速>の連結順序が統一されておらず、
時間帯によっては付属編成同士3両+3両の列車や、
<関空快速>単独の列車も存在し、大阪駅での誤乗も多かったため、
2008年3月ダイヤ改正時に全編成が4両+4両に改められた。
和歌山方に<関空快速>、大阪方に<紀州路快速>と統一されている。
また、JR難波発着の<関空快速>はこの改正で廃止となった。

このときの組成変更では電動車と付随車のバランスが崩れたため、
補充車両として2500番台が増備され、0番台と混結されている。
新造された2500番台は戸袋窓を廃し、グリーンガラスを採用したため
0番台と混結されている編成の場合、見分けが非常に容易である。
なお、組成変更の入場時に種別幕や自動放送も変更されている。

京橋〜関西空港・和歌山の<関空快速><紀州路快速>を中心に、
天王寺〜日根野で運転される阪和線内完結快速列車や、
和歌山〜御坊でのローカル列車としても活躍している。
快速系統は両者とも阪和線沿線の生活列車としての性格が色濃く、
あわせて10分に1本程度が運転されているが、混雑が目立つ。
なお、朝夕のラッシュ時には8両編成で<直通快速>として運転され、
環状線を周回して天王寺発着となる。環状線内は各駅に停車する。
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