〜3月29日A〜 | |
D 人 吉 13:05 → 九州横断特急6号 → 八 代 14:03 [キハ185系3両編成] | |
人吉からは別府まで文字通り九州を横断してゆく <九州横断特急>に乗車して、八代まで向かいます。 発車8分前の12時57分に別府・大分からの <九州横断特急1号>として到着するも、 折返し車内清掃のためにしばらくは乗車できず、 もうちょっと余裕が欲しいような気がしました。 <九州横断特急>は国鉄型キハ185系で運転されますが、 車内は木の温もりを重視した明るく柔らかな空間に リニューアルされており、申し分なく快適です。 この<九州横断特急>が見所満載 肥薩線の旅の最後を 飾ってくれるわけですが、人吉から八代まで常に 日本三大急流の1つ、球磨川が寄り添っており、 ホントに最後の最後まで美しい景色が続きます。 まもなく4月ということもあって沿線の桜も満開で、 ホントに時期が良かったなぁ〜と思いました。 しばらくは車窓右側により沿っていた球磨川も、 九州ではあまり見られないアメリカ型トラス橋である 球磨川第一橋梁を渡ると車窓左側へと変わり、 それを過ぎると肥薩線の終点 八代は近いです。 |
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- スタンプNO.007 九州横断特急 - | |
肥薩線を結ぶ3つの観光列車のうちの1つである <九州横断特急>が7つ目のスタンプになります。 熊本より先頭車の運転室横にスタンプは置かれており 揺れる車内ではきれいに押すのに苦労しました(汗) キハ185系<九州横断特急>と、先述したとおり ずっと車窓に寄り添う球磨川をイメージしたデザイン。 球磨川は急流を利用した球磨川急流下りが有名で、 スタンプにはしっかり急流下りの船が描かれています。 |
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E 八 代 14:13 → おれんじ鉄道 → 新水俣 15:09 [HSOR100形1両編成] | |
八代から鹿児島中央へは新幹線を考えてたんですが、 スタンプラリーを完成させるには新水俣にも1度 立ち寄らねばならず、新幹線だと費用がかかって しょうがないので、ここは肥薩おれんじ鉄道を利用。 使用した周遊きっぷはJR線のみ有効で残念ながら おれんじ鉄道は範囲外だったので別途運賃が必要に… 肥薩おれんじ鉄道は全線にわたって新幹線開業前に <つばめ>が使用していた電化設備が残っていますが、 製作費が高価な交流電車は導入が見送られたため、 全ての列車がHSOR100形気動車で運転されています。 せっかくの電化設備がもったいない気もしますがねぇ… 列車は数名の乗客を乗せて八代を発車。 日奈久温泉付近から車窓右手にはきらびやかな 八代海が広がり、数年前までは787系や<なは>から この美しい景色を眺めることができたのかと思うと 「乗っておけばよかったなぁ」と後悔の念に駆られます。 さすがに特急が行き来していた路線だけあって 軌道はしっかりしたもので、乗り心地は最高でした。 |
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- スタンプNO.008 新水俣駅 - | |
☆☆☆ スタンプテーマ ☆☆☆ クマエビ求め、風まかせ。 「うたせ船」 新水俣駅スタンプはこのあたりの海で行われてきた 伝統漁に欠かせない白い帆を張った「うたせ船」。 風まかせに船を流し、クマデのようなつめで水深を 掘り起こしてクマエビをかき出すという漁が盛んに 行われてきましたが、現在ではうたせ船も 5隻ほどにまで減少し、貴重な存在となっています。 |
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F 新水俣 15:29 → つばめ47号 → 川 内 15:49 [800系6両編成] | |
さすがに新水俣から鹿児島まで在来線で向かうのは 時間的に無理があったので川内までは新幹線を利用。 今回の旅行ではJR九州完乗を目指していますが、 新八代〜新水俣と川内〜鹿児島中央の2区間は 昨年の夏すでに乗車済みなのでカットしました。 新幹線は2枚きっぷを使っても高くつきますし… 乗車時間は20分と短く、車内でくつろぐ暇もありません。 席に腰を下ろし、リクライニングさせてホッと一息つけば もう川内到着を知らせるアナウンスが流れてきました… |
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G 川 内 15:58 → 鹿児島本線 普 通 → 鹿児島中央 16:45 [817系2両編成] | |
川内からは肥薩おれんじ鉄道によって分断された 鹿児島本線の南端(川内〜鹿児島)を乗りつぶします。 新幹線開業前までは先ほどの肥薩おれんじ鉄道同様 787系<つばめ>がバンバン走っていたこの区間も 今は1時間に1本の普通列車しか走らないローカル線。 とはいっても、さすがは第3セクター化されるときに JR九州が手放さなかった区間だけあって 鹿児島中央方面へ向かう利用者はかなり多めでした。 |
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H 鹿児島中央 16:55 → 指宿枕崎線 普 通 → 枕 崎 19:26 [キハ47系2両編成] | |
さて、鹿児島中央からは日本最南端のJR線に乗車。 2両の枕崎行ディーゼルカーは学校帰りの学生や 買い物帰りのおばちゃんですでに満席となっていました。 鹿児島中央〜指宿の中核駅となる喜入までは 鹿児島中央への通勤、通学、お買い物圏内のようで 周りも住宅地が多く、ここまでは区間列車の設定もあり、 20分に1本程度の本数が確保されています。 |
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喜入を過ぎると乗客もだいぶ少なくなりましたが、 指宿の1つ手前の二月田で帰宅利用の高校生が ドヤドヤと増えて再び賑やかな車内となりました。 砂風呂であまりにも有名すぎる指宿を出ると 数分でJR最南端の駅 西大山に到着です。 北緯31度31分。明石が北緯35度ですから 3度29分、およそ386km南下してきたことになります。 西大山を出ると車窓左手には薩摩富士と称される 開聞岳が姿を現しますが、残念ながら 今日は頂にちょっと雲が乗っかってました… 開聞岳の眼下にはなのはな畑が広がっており 春であれば満開のなのはなを楽しむことができます。 「窓を開けると、列車の中まで春になった」のフレーズで 発売された「JR発足20周年青春18きっぷ」の ポスターになった区間でもあり、きれいななのはなを 楽しみたかったんですが、日は落ちるのが早いですね… カメラに収めることはできませんでした。 |
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I 枕 崎 19:51 → 指宿枕崎線 普 通 → 鹿児島中央 22:22 [キハ47系2両編成] | |
枕崎駅はホームにベンチさえない無人駅で、 つい数年前までは立派な駅舎があったのに スーパー建設の影響で取り壊されてしまいました… 最南端路線の終点が立派な駅舎を構えられず 何もないしょぼいホーム一面なんて… 哀しい気持ちがありますが、仕方ありません。 盲腸線は来たら折り返すしか方法はないので、 25分の滞在?ののち最終となる鹿児島中央行で 来た道をずっと2時間半かけて戻りましょうか。 |
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- スタンプNO.009 指宿駅 - | |
☆☆☆ スタンプテーマ ☆☆☆ 300年もの昔から湯治に訪れる人々を魅了する。 「砂風呂」 枕崎からは鹿児島中央への直通列車に乗車しましたが、 幸いなことに指宿で7分ほど停車時間があり、 その間に9つ目となる指宿駅スタンプをゲットしました。 指宿の砂風呂といえばもう説明の必要もないですね。 指宿の、そして鹿児島の代名詞的存在となる 砂風呂をモチーフにしたスタンプでした。 |