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〜3月28日@〜
@ 諫 早  8:18 → かもめ1号 → 長 崎  8:36 [885系6両編成]
諫早で待つこと数分で白い流線型が特徴的な
885系<白いかもめ>が滑り込んできました。
<かもめ1号>は専ら通勤利用者が多いようで
グリーン車1号車を除き5両が自由席となっています。
なるほど諫早駅のホームにはスーツを着た
サラリーマンからOLまで、数多くの通勤利用者が
自由席乗車位置に列をなしていました。
瞬く間に席は埋まっていき、デッキで立つ羽目に
なりましたが、乗車時間はたったの18分。
浦上を発車するとすぐに長崎駅に到着しました。
長崎駅は頭端式ホームの根っこに自動改札が並び、
その改札を出ると頭上を大きなドームに覆われ、
きれいに整備された駅前広場が広がっています。
改札の正面には駅ビル「アミュプラザ長崎」があり、
広場に面して設置された大型スクリーンからは
ずっと「アンフェアthe movie」のCMが流れていました。

左の写真では確認しづらいですが、広場にはでかでかと
「博多へ1時間46分 2500円」と4枚きっぷの広告があり、
JR九州の4枚きっぷへの力の入れようが伝わります。
さて、今回の旅行で周遊きっぷとともに用意したのは
こちらの1冊の「スタンプラリー20パスポート」。
JR九州発足20周年を記念した特別企画の1つで、
九州全土でスタンプラリーをしちゃえって感じです。
九州内15駅と5観光列車にスタンプが設置されており、
今回の旅行ではスタンプ20個全てを集めていきます♪

各ポイントのスタンプには「テーマ」があり、
それらをモチーフとしたデザインがなされています。
- スタンプNO.001 長崎駅 -
☆☆☆ スタンプテーマ ☆☆☆
月を求めて、龍が舞う。息を呑むダイナミズムに圧巻。
「龍踊(じゃおどり)」

記念すべき1つ目のスタンプはこの長崎駅で…
毎年10月7日から3日間に渡り行われる「長崎くんち」
鎖国時代は唯一の貿易港であった長崎らしく
中国など諸外国の影響を強く受けたお祭りです。
長崎駅スタンプはその長崎くんちを代表する奉納踊
「龍踊(じゃおどり)」をモチーフにデザインされてました。
A 長 崎  9:08 → 長崎本線 普 通 → 諫 早  9:58 [キハ66系2両編成]
長崎本線は浦上〜喜々津の間で<かもめ>で通ってきた
電化済み短縮ルートの新線と、これから乗車する
非電化旧線(長与経由)の2ルートに分かれています。

1972年に新線が開通するまでは特急列車も走っていた
旧線ですが、今は1時間に1本の普通列車が走るのみ。
1面ホームの西浦上からは遠足に向かう途中なのか
幼稚園児が多数乗車し、賑やかな車内になりました。
途中 本川内はスイッチバック跡の残っている駅で、
実際に2002年までは使われていたようです。
諫早駅からは島原半島をぐるりと3/4周し、
加津佐へ至る島原鉄道が分岐していますが、
残念ながら南側半分である島原外港〜加津佐間は
2008年3月に廃止されることが決定しました。

ただ、半島北部では利用者も多いようで
写真の1両きりの列車は満員の状態で
諫早駅を発車していきました。
B 諫 早 10:44 → シーサイドライナー → 佐世保 11:51 [キハ200形2両編成]
長崎から新線経由でやってきた<シーサイドライナー>は
2両編成にもかかわらず立ち客が出るほどの混雑ぶり。
いくつもの小駅を通過し、車窓左手に大村湾を見ながら
列車は坦々と進みますが、乗客は減る気配なし…
ポカポカ陽気にもかかわらず車内には暖房が入り
おまけに結構な混雑ときたら、もう暑くてしょうがない…
JR世代の気動車キハ200形は窓も開かないし、
温度調節ができずちょっと居心地の悪い1時間でした…

異国情緒ただよう建物が海の中に見えてくると、
そこはハウステンボスで駅とは連絡橋で結ばれてます。
ここで家族連れなど半数近くの乗客が降りていきました。

日に数本しかない特急<ハウステンボス>のためだけに
ここからは電化されており、架線の下を進んでゆきます。
早岐からは佐世保線に入り、佐世保市街地を通り過ぎ、
まだ新しい高架に上がるとすぐに佐世保駅到着です。

さて、この佐世保で2つ目のスタンプをゲットしましょう♪
- スタンプNO.002 佐世保駅 -
☆☆☆ スタンプテーマ ☆☆☆
マクドナルドが全国に根付く以前のお話し。
「佐世保バーガー」

2年ほど前ブームを巻き起こした「佐世保バーガー」
1950年ころアメリカ軍よりレシピを教わったのが
始まりとされており、作り置きはしないこだわりようです。
今やマクドナルドの進出で無くてはならないポピュラーな
食べ物となったハンバーガーですが、1度は佐世保の
「元祖」ハンバーガーをほおばってみたいですね。
この佐世保駅からは平戸・松浦方面へ
第3セクター松浦鉄道が延びています。

北越急行や、智頭急行のようにJRと特急列車の
相互乗り入れを行っているわけでもないのに、
2000年度までは黒字をはじき出していた
非常に珍しい(唯一の?)第3セクター鉄道です。
C 佐世保 12:17 → みどり14号 → 博 多 14:00 [783系4両編成]
佐世保からは佐世保線の特急<みどり>で博多へ。
783系には前面展望が楽しめる席(14号車B室)があり、
ここは以前まで喫煙車指定席となっていたのですが、
3月改正の「全面禁煙化」でこの席も禁煙の自由席に。
となると前面展望を楽しまないわけにはいきません♪
つい10日前までは喫煙車として機能していたため、
タバコ臭の染みつきはありましたが仕方ないですね。

佐世保の次の停車駅 早岐で進行方向が変わるため
佐世保出発時点ではみんな逆向きに座っての発車。
前面展望もしばらくは後方へ流れ去る景色と
車内放送にあけくれる車掌さんを見ることになりますw
進行方向の変わる早岐で<ハウステンボス>を連結し、
14号車を先頭に出発。ここからは前面展望を存分に…

すぐに山へ分け入り、松浦鉄道が寄り添うと有田着。
再び山を越えると長崎新幹線駅となる予定の武雄温泉。
武雄からは平坦な線路を進み、肥前山口で長崎本線が
くっつくと複線になりスピードも格段に速くなります。
自由席が満席になるほど大量の乗客があった
佐賀を出ると終点の博多には30分ほどで到着です。

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