1912年に開通した日本一のトレッスル橋である余部鉄橋。
山陰本線の1番の見所であり、山陰地方の観光地として人気ではありますが、
強風による運休が多く、また橋脚などの維持費も多くかかることから
2007年春よりコンクリート橋へ架け替えられるここととなりました。
ここでは惜しまれつつ架け替えとなる余部鉄橋についてとりあげます。
☆以下「餘部」の漢字表記は駅名を、「余部」の漢字表記は鉄橋を示すものとします☆
- 余部鉄橋概要 -
所在地 兵庫県美方郡香美町  山陰本線 鎧〜餘部
着 工 1909年12月
開 通 1912年3月1日
全 長 310.59m
高 さ 41.45m
橋 脚 11 基
鉄 桁 23 連
- 沿 革 -
1909年12月 山陰本線1番の難所として鉄橋工事着工。
1910年8月 アメリカンブリッジ社のペンコイド工場より鉄材を輸入。陸揚げ。
1912年3月 余部鉄橋開通。これにより山陰本線 京都〜出雲市間が全通。
1959年4月 餘部駅開業。
駅開業前まで余部の人々は余部鉄橋と4つのトンネルを
線路沿いに歩き、となりの鎧駅から列車に乗車していた。
駅建設時には子供も協力して、鉄橋下の海岸から
ホームの土台となる石を山の上まで運んだ。
1986年12月 香住へ回送中だったお座敷団体列車<みやび>7両編成が、
日本海からの強い突風により鉄橋下へ転落。
鉄橋下のカニ工場を押しつぶし、従業員と車掌の計6名が死亡。
1988年10月 事故現場に慰霊碑が建てられる。
2001年11月 鉄橋の新設が決定
2007年3月29日 コンクリート橋建設工事開始
2010年 コンクリート橋完成予定
- 余部鉄橋写真館 -
2006年8月2日 九州旅行最終日 夏の余部鉄橋
2006年8月25日@ 夏の余部鉄橋
2006年8月25日A 余部鉄橋ライトアップ
撮影ポイント 余部集落内の撮影ポイントです。マナーは必ずお守りください。


〜 特選写真 〜
余部鉄橋観光列車<あまるべロマン>がゆっくりと通過。
長年通い慣れた道もまもなく架け替えになります…キハ181系<はまかぜ>
空と海と余部鉄橋と。
緑と赤のコントラストが素晴らしいです。
青空にそびえ、列車を支えてきた橋脚。
これぞまさに「鉄橋」
余部の夕日。
集落の上を貫く余部鉄橋
余部の夕闇。
闇に包まれた鉄橋を気動車が走ります。
ライトに照らされた鉄橋。
温かみのあるオレンジの橋脚。
夜の鉄橋を轟音とともに駆ける<はまかぜ>

☆☆☆ 後日、写真追加していきます ☆☆☆

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