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〜3月30日@〜
@ 鹿児島中央  9:28 → はやとの風2号 → 吉 松 10:57 [キハ47系2両編成]
やっぱ列車内の座席で寝るのとホテルの布団で
ぐっすり寝るのとでは目覚めが全然違いますねw
昨夜は駅前のビジネスホテルでゆっくり休めました。

さて今日で鹿児島県、宮崎県を乗り潰す予定です♪
まずは昨日も乗車した<はやとの風2号>で吉松へ。
ホームに降りるとすでにシックな装いの気動車特急
<はやとの風2号>が入線しており、早速乗り込みます。

列車は50名ほどの乗客を乗せて定刻通り発車しました。
鹿児島を出ると晴れていれば車窓右側に桜島が
見えるはずだったんですが、あいにくの曇り空と
かすみで輪郭すら確認することはできませんでした。

日豊本線と分岐して肥薩線に分け入る隼人からは
昨日も辿ってきた道と同じで、列車は嘉例川駅に到着。
嘉例川は九州最古の木造駅舎が今も使用されており
開業は100年以上も前の1903年(明治36年)。
2006年に駅舎本屋が登録有形文化財となり、
<はやとの風>運転開始も相まって一気に知名度を
上げた駅で今やちょっとした観光名所になっています。
嘉例川を出ると30分ほどで終点の吉松に到着。
吉松を中心に肥薩線、吉都線で運転される列車は
先ほどの<はやとの風>を含めて全ての車両において
方向幕設備が未設置で、今なおサボが使われています。
そのサボがホーム中央よりの棚に収納されていました。

側面行先表示器にLEDが本格的に導入された
JR西日本221系と同い年のLED世代な管理人ですが、
こういうサボを見るとなぜか懐かしい気持ちになります。
吉松駅にはもう一つ懐かしさを感じさせるものがあり、
それが今では数少なくなった駅弁の立ち売り。
<はやとの風>と<しんぺい>が接続する11時30分ころ
「おべんと〜おべんと〜」と声を響かせながら
駅弁売りのおじさんがホームを歩きます。
<しんぺい>の窓から顔を出しておばさんがお弁当を
受け取るといった光景も大変珍しいものとなりました。
せっかくなのでおじさんに1枚写真をお願いすると、
少し照れながらも快く受けてくださりましたw
吉松駅前はきれいに整備されたSL公園となっており
この日も親子が芝生広場でお弁当を広げてました。

駅前に動態保存されているSLはC55-52号機で、
このあたりの肥薩線や北海道で活躍してきたよう。
また、肥薩線を中心とした周辺の鉄道史の紹介や、
鉄道部品が展示されているSLミュージアムもあり
いろいろと楽しむことができました。
A 吉 松 12:16 → 吉都線 普 通 → 都 城 13:45 [キハ47系2両編成]
吉松からはえびの高原線の愛称がつく吉都線に乗車。
吉都線は現在の日豊本線 隼人〜都城の海側ルートが
開通するまで日豊本線としての役割を担ってきました。

こちらの写真を見ていただければ分かりやすいですが
吉都線は霧島を分け入って敷設された海側ルートとは
対照的に霧島山系の北側、えびの高原をぐるりと
まわっており、比較的平坦な平野部を走っていきます。

吉松からまもなくの京町温泉〜えびのでは車窓右側に
宮崎県、熊本県の県境となる国見山地を越える
R221号「えびのループ」を見ることもできます。
ちなみに昨日の肥薩線 三大車窓で見えていた
平野部はこのあたりの「えびの高原」でもあります。

車内はというと管理人以外に乗客はなく、
たまに帰宅利用の高校生が乗り込んでくる程度。
窓を開け春風に当たりながらのんびりと過ごせました。

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